Easy Travelin' Gal/Marc Benno

Eric Andersenが来日する(一体、何年ぶり?)という噂を耳にして、小躍りしたのは少し前のことだった。しかも、Marc Bennoと一緒に。続報が入らないのでやきもきしていたら、やっと詳細(の一部?)がわかった。9月初めに埼玉の狭山で開かれる「ハイドパーク・ミュージック・フェスティヴァル」なるものに参加するという。「ハイドパーク」ってどういうこと?狭山に、そんなふざけた名前の公園があるんだろうか?と、突っ込みたいのはやまやまだけれど、話が脱線するので、それはぐっとこらえておこう。
現時点で発表されているラインナップは、往年の日本のミュージシャンが中心で、海外からやって来るのはこの2人だけ。せっかく日本に呼ぶのだから、それぞれが単独(もしくはジョイント)で、他の都市でもライヴを行なってくれることを、固く信じたい。そうじゃなければ、絶対に合理的じゃないから。でも、数年前Neil Youngフジロック・フェスティヴァルに出演するために、久々に来日した時のことを思い出すと、ひょっとすると、今回もくやしい思いをすることになるかもしれない(幸いNeilは、その後まもなく戻ってきてくれたからよかったけど)。いずれにしろ、目下、狭山以外のスケジュールが一切発表されていないというのが、とても気になるところだ。
Ericといえば、1年ぐらい前に長い<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20040509">封印</a>を解いて再び聴き始め、ここ10年ほどの間に頻繁にリリースされているアルバムも、こまめに手に入れるようになったばかり。できることなら、小さなライヴハウスでじっくり聴いてみたい。狭山というのは、あまりにも遠すぎる(学生時代には、その近くの多摩湖まで自転車で行ったことがあるけれど)。たとえEricでなくとも、他の誰が来日しても、そんなに遠くまで足を運ぶだけの気力も体力も、それに、悲しいことに財力も、ついでに、時間的余裕もないというのが現状だ。今日のタイトル・ソングで歌われている女の子とは大違い。
ちなみに、Marc Bennoについていえば、リアルタイムでは全然聴く機会がなかった。名前はよく知っていたのに、不思議なくらい縁がなかった。最近になって、ようやく少しずつ聴き始めているところ。私には、こういったケースが意外なほど多い。そして、たいていの場合、もっと早く聴かなかったことを深く後悔する。そういえば、Marc Benno BandにCipollinaが参加していたこともあるのに、そんな重要な情報さえ、ネットを始めるまで知らなかった。