Beer Drinking Woman/Memphis Slim

またもや今日から帰省。バスの中では、昨日に引き続きClare MuldaurとJulie Millerを聴いていた。それぞれ新しいアルバムではなく、昨日と同じ物を飽きずに繰り返し。こんなことは珍しい。それから、同じ頃に届いていたKathi McDonaldのニュー・アルバムも。声質も歌い方も、前述の2人とは正反対に近く、正直に言うと、大好きなタイプのヴォーカリストというわけではない。それでも、昔からシスコ(というか、特に、QMSやCipollina)にゆかりのある人だし、何といっても「Pride Of Man」や、Gravenites-Cipollina Bandでおなじみの「I'll Pull The Trigger」のカヴァーを聴けるだけで充分だと思って購入した。なのに、1曲目でいきなりコケた。何だか違う!苦手なサックスも入っている。でも、2曲目ですぐに持ち直した。後でライナーを見たら、Tom Waitsの「Heart Attack & Vine」だった。オリジナルも聴いてみたくなった。
お目当ての3曲(「Pride Of Man」はアンプラグドとエレクトリックの両ヴァージョンで聴ける)はもちろん満足!そして、もう1つ気に入ったのは、Willie Dixonの「Evil」のカヴァー。結局、ブルーズに弱いということがここでも証明されている。mixiのCipollinaコミュ管理人のかとちゃんPEさんが、ひと足早く書かれていたコメントを拝見すると、お気に入りの曲が私とほとんど一緒だった。「Pride Of Man」のエレクトリック・ヴァージョンは、Cipollinaに弾いてもらいたかったというのも同感!そりゃあ、誰だってそう思うのは当然!
実家に戻ると、すでに弟が帰ってきていた。特急回数券が余っていて、早く消化しないと期限切れになるから、特に用もないのに来たという。まあ、私同様に、単なる顔見せのようなものだろうか。少し前に結婚してからは奥さんと一緒のことが多いので、なかなかゆっくりしゃべる機会がなかった。今日は珍しく1人なので、いつもよりずっと気安い感じがする。母も、そのことをとても喜んでいるようだった。よく耳にするように、母親が息子の奥さんにライヴァル心を燃やすというのは、多分本当なんだろう。母を見ていると、確かにそう思う。歳の離れた末っ子で、しかも、唯一の息子だから、なおさらそういう気持ちが強くなるに違いない。
夕食時にビールで乾杯。家族が揃う時にしか飲まなくなったので、これで今年ようやく2度目。顔には全然出ないけれど、かなり弱くなったのがわかる。缶ビール1本程度でほろ酔い。せいぜい中ジョッキ2杯が限度。その前にお腹が一杯で苦しくなる。もしや、これでようやく人並み?