Friend Of The Devil/Jorma Kaukonen Trio

昨日の午後、突然、助けを求める電話が!永住先のインドネシアから一時帰省中の友人が、悲壮な声で訴えてきたそのトラブルは、拍子抜けするほどあっけないものだった。彼女が現在滞在中の知人の家で、1人でPCを使っていたらいきなりフリーズ。強制終了させようとしても、ウンともスンともいわないので、電源スウィッチをOFFにすることに。ところが、いくら押しても動かず、困り果てて最後の手段としてプラグを抜いて再起動。すると、ヘンなメッセージが出て、画面がおかしくなり、モデムから異常音がもれてきたとのこと。似たようなことは、私も経験したことがあるし、「ヘンなメッセージ」というのも、不正終了の後に出る決まり文句のはず。でも、モデムの異常音というのがわからない。「とりあえず、電話と繋がっているモジュラー・ジャックを抜いてみたら?」としか言えなかった。「何それ?わかんない」という答え。そして「あ、ごめん!モデムじゃなくてマウスだった」と訂正してきた。このあたりから、話がかみ合わなくなってきた。「じゃ、マウスのケーブルを1度抜いて!」と言っても、「どれがどれだかわかんない」というさらに驚くべき返事。「PC本体の後ろを見て!」「あ、プリンターが動き始めた」「停止ボタンを押せば?」「ボタンなんてどこにもないわよ」・・・このように、ウソみたいな会話が続いた。どうにかうまくいったものの、とにかく疲れた。私自身、相当なPC音痴だと自覚していたのに、それを上回る人がいるなんて・・・。おかげで、とても感謝された。Windows98だというそのPCはよくフリーズすると聞いたので、調子に乗った私は、「ちゃんとブロードバンド対応してるの?メモリは?ハードディスクの容量は?」などと、矢継ぎ早に質問したおかげで、「すご〜い!詳しいのね」と言われる始末。自慢じゃないけれど、私の無知ぶりは相当なものだから、そんなに褒められてもうれしいどころか、かえって戸惑ってしまう。何しろ、引越ししたくてもできない理由の1つに、今使っているPCの再設定という大きな問題があるのだし、データのバックアップ方法さえ、未だによく知らなくて、ほとんど放りっぱなしになっているし・・・。
ちなみに、彼女の名誉のために付け加えるとすれば、インドネシアでは、個人利用のレベルまでネット環境が整っていないとのこと。だから、もっぱらネット・カフェを利用するらしい。彼女自身も、欧米人を相手とした職場で、ごく当たり前にPCを使っているし、ネット・カフェには週に何度も通っているという。