Moonlight Traveler/Problem Child

昨夜の話には続きがある。ライヴ終了後、Iさんに色々お話を伺うことになった。実は、Iさんが一番お詳しいのは、テキサスのオースティン周辺の音楽事情。ほとんど毎年現地に出向き、ミュージシャンとの交流も深い。この春、Charlie Sextonのインタヴューにも成功したそうで、ファンの末端にいる私としては、ぜひともそのエピソードなども尋ねてみたかった。もちろん、店内にはClareとOlivierも残っていて、熱心そうなお客に独占されていた。それで、私達も別のテーブルを陣取り、勝手に盛り上がった。そもそも、Clareを聴くようになってほんの1ヶ月余りなので、特に細かい質問も思いつかない。ファン歴が非常に浅いことを正直に伝え、それでもとても気に入っている、と付け加えた。Olivierには、超カタコトのフランス語で話しかけたら、何倍ものフレーズが返ってきたので大あせり。フランス人というと、気取ったイメージが浮かぶけれど、彼はむしろ、陽気で気さくなイタリア人っぽい。ちなみに、昨日のタイトル・ソングを英語で言うと「It's Not My Fault」。これって、Problem Childのアルバム・タイトルと同じ!(と、つい余計なことを考えてしまう)。
さて、2人を独占していたお客が、彼らをお寿司屋さんに連れて行くというので、私達は別行動することに。ところが、2人が「今日で最後なんだから、みんなで一緒に行きましょう!」と言うものだから、とりあえず同行する羽目になった。そのお店が、歩いてほんの数分のところにあることを信じて・・・。ところが、行けども行けども辿り着かない。30分以上歩いたところで、あきれてふた手に別れた。Clare達もやや不安そうにしていたものの、大好物だというお寿司の誘惑には勝てない様子だった。その後、Iさん達としばらくおしゃべりして解散した頃には、すでに日付が変わっていた。その時ご一緒した初対面のBさんは、何と22歳という若さ! にもかかわらず、とても渋くてこだわりのあるサイトを運営しておられる。結局、年齢に関係なく、会話を一緒に楽しめるかどうかということが一番大切だということを、改めて痛感した。
ところで、Clare達は、翌日2人だけで京都観光することを楽しみにしていたけれど、無事に実現したのかどうか、少しばかり気になる。新大阪まで地下鉄で行き、そこから新幹線。京都に着くと、レンタサイクルを利用するとのことだった。ホントに大丈夫かな?でも、見ていて微笑ましくなるような仲良しカップルなので、多少のハプニングがあっても、力を合わせて何とかするに違いない。