Mrs. Robinson/Simon & Garfunkel

今日から仕事が再開。でも、昨夜遅く突然連絡が入って、夕方から出かけた。関東方面に在住の知人が、急に大阪にやって来ることになり、時間があれば会えないかとのことだった。もちろん、即、承諾。ネットを始める10数年前に不思議なご縁(とにかく、こんなパターンの多いこと!)で知り合った方で、1年半ぐらい前に初めてお会いして以来、しばらくごぶさたしていた。この機会を逃すと、今度お目にかかれるのはいつになるかわからない。早めに仕事を切り上げて、待ち合わせ場所に向かった。なんばグランド花月前の書店で、生前の父ともよく待ち合わせした所だ。父は、ゆったりとしたスペースで多くの本が探せるといって、とても気に入っていた。そう思うと、少し感傷的になる。
さて、今回、その方とお会いするのはようやく2度目だというのに、ごく自然に話が進むというのも不思議な気がする。といっても、オフ会で初対面の方と話が盛り上がる昨今だから、さほど不思議がる必要もないのかも。
途中、彼の友人が趣味と実益を兼ねて制作したというアクリル樹脂のオブジェの写真を見せていただき、思わず声をあげた。モデルとなっているのはミュージシャンばかり。特に多いのはNeil Youngで、今にも何か語りかけてきそうなほどリアルな出来栄えだった。中でも、特に気に入った作品が1つあり、しばらく見惚れていた。手作りの1点物なので、もはや入手不可能というけれど、何とか自分の物にして、毎日眺めていたいと思うほど、キュートな表情のNeilだった。
2時間近くおしゃべりした後、何十年も前からの知り合いが経営するCDショップに足を延ばすと言うので、地図を見て、大体の場所までご案内することになった。10数年ぶりの再会のお邪魔をするのは申し訳ないと思いつつ、結局、私も一緒に中に入り、おしゃべりさせていただいた。ショップの奥に、ソフトドリンクやアルコールが飲めるカウンター付きのお店は、私には初めてだった。あまり人見知りすることなく会話の仲間入りできたのも、私にとっては、とても珍しいことだった。
結局、帰宅したのは9時頃で、TVをつけると、対北朝鮮戦のサッカー予選がまだ続いていた。観客がいないというのに、スタジアムの外で繰り広げられる応援の様子が内部にまで聞こえていたのにはビックリ!最初から、負けるとは思わなかったけれど、試合終了のホイッスルが鳴るのを、この眼とこの耳で確かめることができてホッと安心。
タイトル・ソングは、Anne Bancroftに捧ぐ。夜遅くネットを開いて、その訃報をようやく知った。