After Midnight/Dinosaurs

昨日の昼間は仕事に集中できず、日記なんか書いていたので、結局、日付が変わる頃まで仕事が長引いた。それじゃいけないと思い、今日は朝から真面目にやっていた。でも、夕方になっても終わらなかった。
こんな時は、日記の話題にも事欠くので、ここぞとばかりに、昨日の続きに突入!
で、「何となく行っちゃった」シリーズ第2弾!今回はJerry Garcia Band。大学生の夏休みに初めて渡米した時、運良く遭遇した。場所はバークリーのKeystone。2ヶ月足らずの滞在期間中、ライヴを見たのはたった2回だけ。1つは数万人も集まった大規模な野外コンサートで、もう1つがこのこじんまりとしたライヴだった。正反対の2つなのに、その両者がアメリカのライヴ事情を反映している(ちなみに、個人的に好きなのは後者の形態)。
さて、Keystoneといえば、ベイエリア数ヶ所に点在するクラブ・チェーンで、中でもこのバークリーにあるお店が有名だった。でも、いくら有名といえども、小さなクラブにJerry Garciaのような大物アーティストが出演するなんて、日本では考えられない話。それなのに、場所のせいか、それとも、Jerry Garciaに対する私のとらえ方が比較的冷静な(つまり、アイドル視していない)せいか、驚くほど気楽に見に行った。
ほぼ満員のオール・スタンディングの店内で、小さな身体を活かして、何とか前方に潜り込むことに成功した。でも、この時もまた、ライヴの詳細をほとんど覚えていない(これは、フラっと行ったライヴにはつきものなのだろうか?)。記憶にあるのは、客席後方から、観客をすり抜けるようにしてJerryやKeith & Donna Godchauxが登場したことと、「After Midnight」が聴けたことぐらい。今となっては貴重なライヴだったのに、何てもったいないことをしたんだろう。そのくせ、この時も自分の服装は鮮明に覚えている。買ったばかりのアフガニスタン製の真っ赤なロングスカートに白いインド綿のブラウス、その上にスカートとお揃いのミニ・ヴェストを引っかけて、メキシコ製のカラフルな手編みベルトを腰に巻いていた。帰りが遅くなるので、エスコート役を務めてくれた男の子は、偶然、赤のダウン・ヴェストを着ていた。周囲から見ると、実におめでたそうな2人組だったに違いない。
ところで、後になってわかったけれど、私の滞在中に、Cipollinaが同じバークリーの別のクラブでライヴを行なっていたらしい。ひどい!街頭で配布される各種フリーペーパーを細かくチェックしていたので、そんな情報を見落としたはずがないのに・・・。