New York City Blues/The Yardbirds

昨日回答を書いたアンケートは、正式には「Musical Baton」というものらしい。さらに色々な場所で、同時に話題に上がっていた。
そういえば、子供の頃、バトン・リレーが大嫌いだった。元々、走るのが苦手な上、バトンの受け渡しのタイミングをつかむのがとてもヘタだったから・・・。小学校のクラス対抗リレーで走るのは、選ばれた子だけだったので、最初からお呼びでない私は気楽だった。ところが、中学校では全員参加。憂鬱でたまらなかった。体育の先生はみんな厳しく、遊びじゃないので「体育祭」と呼んではいけないと言われた。「体育大会」なのだそうだ。当然、内容もそれに即した厳しいものとなった。おかげで、今でも、時々夢でうなされる。ちなみに、高校は自由な雰囲気の学校で、何よりもまず生徒の意思が尊重された。リレーや100m走は、速さを自慢したい人だけが参加すればよかった。メインの競技は、イス取りやパン食い競争、三人四脚、綱引き、フォークダンスといった、娯楽に徹したものが中心となり、救われた。
こんなわけで、バトンといえば、あまり良いイメージはないのだけれど、「baton」ではなくて「Button」なら話は別!深夜にスタートするF1がとても気になる。彼は巻き返しできるかな?
さて、仕事の方はどうにかひと息ついた。今日は、初めてFiona Appleを聴いた。それも、CDではなくいきなり映像から。これまで彼女のことは、そのちょっとかわいい名前と、1stアルバムのジャケット写真しか知らなかった。そして、とてもきれいな青い瞳が印象的なそのジャケットを見て、アイドル系に違いないと思っていた。何という勘違い!実は、アイドルとは正反対のところに位置する人だった。私が見たのは、20歳過ぎの頃の映像で、姿形は実際の年齢より幼く見えるのに、表情やしゃべり方はアンバランスなまでに醒めて、大人びていた。そして、いったん歌い始めると、その形相はさらに変わり、自分の世界に入り込んでいるようだった。まるで、何かに取り憑かれたかのように。
次に見たのは、ずっと時代を遡って、Delaney & Bonnie with Eric Clapton & George Harrisonの69年のモノクロ映像。ECとGeorgeは、あくまでもバックに徹していて、それぞれのオリジナルをただの1曲も披露することはなかった。本当はそれを期待していたので、ちょっとガッカリしたけれど、貴重な映像であることに変わりはない。そういえば、Rita Coolidgeもバックに映っていた。
タイトル・ソングは、「アップル」つながり。かなり苦しいこじつけだなあ。