Rapture/Peter Mulvey

予定通り、夕方帰宅。でも、暑さと疲れのせいでぐったりして、なかなかPCの前に座ることができなかった。決して長旅だったわけではないし、実家を出る時はそれほど暑くなかった。途中、SAで休憩した時の凶器ともなりうる狂気的な暑さのせいで、すっかり体調がおかしくなった。
父と伯母達からの相続手続きも未だに終わっていないので、それに対してもイライラする。この仕事を始めて40年になるという税理士さんの話によると、これまで見たこともないほど複雑なケースだという。相続人は母と私と妹と弟の4人しかいないので、遺産を巡るいわゆるドロドロとした争いとは一切無縁。でも、その前に揃える書類が多く、後から後へと出てくるのでうんざりする。実家を出る少し前に、某銀行からかかってきた電話もひどかった。その前日に私が出向き、念を押して確認した時は、何の問題もないと言われたのに、さらに必要な書類があるという。本来なら、1年以上前に片付いているはずの用件なのに、いいかげんにしてほしい。
また、土地や建物の相続税だけで600万以上かかるらしい。豪邸とはとても呼べないボロい建物なのに、一体なぜ?幸い、物納しなくても何とかなるらしいけれど、日頃ビンボー生活をしている私にはさっぱりわからない、別世界の話だ。
帰りの車中で、Peter Mulveyの『Ten Thousand Mornings』を聴いていた。好きな曲とそうでない曲のばらつきがある。それなのに、時たま取り上げてたくなるのはなぜだろう?他所でこの人の話題が出ているのをほとんど見たことがないから、かえってムキになるのだろうか。私自身、最初のアルバム以降は、しばらくその存在を忘れていた。それを思い出させてくれたのは、他ならぬ<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20041221">Jorma</a>だった。それも何かの縁だと思い、今年になってさらにアルバムを3枚揃えることにした。でも、一番インパクトがあるのは、今も、最初に聴いた『Rapture』だ。オフィシャル・サイトでは、一昨年TVに出演した時の映像も見られる。人の顔を覚えるのが得意な私でさえ、もし人ごみの中でこの人に出会ったら、顔を思い出すのがちょっとむずかしいだろうな・・・と思うほど、全然ミュージシャンらしくない人だ。歌詞のイメージから判断すると、もっと文学青年らしい気難しげな容貌の人かと思っていたのに・・・。髪を七三に分けて、あまりにも普通っぽい。だからといって失望したわけではないけれど。興味があるのはルックスではなくて、彼の音楽なのだから。