You Love The Thunder/Jackson Browne

午後になって、物凄い音がひっきりなしに聞こえてきた。外は晴れているので、てっきり、近くで道路工事でもしているんだろうと思っていた。ところが、日が暮れてから、それが雷だということにようやく気が付いた。雷鳴と共に、青白い稲光が何度も眼に入ってきたから・・・。でも、依然として雨は降っていないようで、遠くから、ひと足早い盆踊りの音楽が聞こえていた。この盆踊りのことは、確か、去年も同じ頃に書いたように記憶している。多分、お気楽な河内音頭だったと思う。ちなみに、「音頭」といってまず思いつくのは、古くは三波春夫の「東京五輪音頭」と「オバQ音頭」、それから10年ぐらい前に「ポンキッキー」でよく流れていた「恐竜音頭」の3つ。基本的に、こういったノリのいいリズムは決してキライではない(特に「オバQ音頭」は今も大好き!)。
話は元に戻るけれど、今日の雷はすごかった。大気が不安定で1〜2時間程度続くことなら珍しくないけれど、今日は、少なくとも4〜5時間は続いていた。しかも、眼の前でピカピカ光るので、落ちやしないかと気が気ではなかった。最近、突然の落雷で命を落とすニュースをよく見かけるのでなおさらだ。家の中に居る限り、生命の危険はないだろうけれど、もし落雷で火事になったらどうしよう?と思うと、一刻も早く止んでほしいと思わずにはいられなかった。
ニュースといえば、またひどい事件があった。他人の首を絞めて、もがき苦しむ姿を見るのが快感だという異常性癖をもつ男性が、自殺サイトで知り合った人を3人も絞殺し、遺体を山に捨てていたという。どうせ死にたい人を殺すのだからいいじゃないか、というのが、きっと犯人の言い分だろうけど、これは卑怯以外の何ものでもない。被害者は、その犯人を「同士」とみなして信頼し、最期のパートナーとして選んだはずなのに、それを裏切るなんて最低だ(それより前に、私は自殺そのものに対して否定的だけれど)。
私はいたってノーマル(せいぜい、他人や自分の腕や肩を軽く噛むのが好きな程度)なせいか、このようにいやがる他人を傷つけることで快感を得る、いわゆるサディスティックな事柄全般をひどく嫌悪する。ましてや、弱い立場にいる相手につけこむ場合はなおさらだ。需要と供給がピッタリ合って、互いの合意の下なら、そこでどのようなことが行われていても、私の知ったことではないし、大いに楽しめば結構だと思う。でも、そうではない場合、絶対に許されるべきではない。とにかく、こんなニュースを眼にすると、ひどく不愉快になる。