Barbie Doll/Jack Ingram

mixiの日記に、普段は全然聴かないはずのKISSのGene Simmonsの1/12フィギュアの写真を載せたせいで、私の趣味(アタマの中?)がどうなっているのか疑問に思っておられる方もいるらしい。その答えはいたって簡単。単に、ミニチュア好きというだけのこと。多分、物心がつく前からその傾向があったと思う。最初に興味を示したのは、前にも書いた通り、ひな人形と一緒に飾られている家具や調度品、装飾品、牛車など。自分自身が子供のくせに、単に子供騙しのちゃちなままごと遊びの小物なんかには、まったく興味がなかった。とにかく、できるだけホンモノそっくりであることが大切。リアルであればあるほど、興味やお気に入りの度合いも高まった。子供達に人気のグリコのおまけですら、気に入る物と、そうでない物の差が大きかった。そんな私を夢中にさせる物が、ある時登場した。それはBarbie。まだ小学校にも行っていなかったくせに、それまで使っていた3〜4等身の着せ替え人形に見向きもしなくなるほど、Barbieの魔力は大きかった。何しろ、着せ替え用のドレスや小物の細部に至るまで、実によくできていたから。それ以後、ひな祭りになると、ひな壇の下方に並んでいる藤娘や汐くみ娘の着物を脱がせて、そのままBarbieに着せてみたい衝動を抑えるのに必死だった。
Barbieが好きという以前に、凝った作りのミニチュア全般が大好きなので、当然のことながら、ドールハウスにも眼がない。渡欧中には、ドイツやイギリスに数多くある歴史的価値のあるドールハウスを見物し、興奮したものだった。ただし、ドールハウスに関しては、あくまでも見て楽しむだけ。奥が深すぎるし、市販の小物さえ、怒りを覚えるほど高価なので、とても手が届かない。その代わり、コンビニで売られている食玩のミニチュア・シリーズを、たまに買うだけで充分満足できる。Barbieも、以前は、新作が出るとせっせと買い集めていたけれど、いつの間にかそれもおさまった。他のフィギュアにしても、実物によほど似ていて、しかも手ごろな価格でなければ無視することにしている。それより、CDやDVDを買う方がいい。
ましてや、「オタク」達に人気のアニメ・キャラのフィギュアなんて言語道断!リアルさからかけ離れていて、実につまらない。と言いながら、なぜかTVドラマの『電車男』は、飽きもせずに初回からずっと見ている。不自然すぎるストーリーに徹しているからこそ、逆に、深く考えることなく楽しめる。
タイトル・ソングは、最近買ったばかりの『Hey You』に収録。