Let's Go Get Stoned/Joe Cocker

コンビニに立ち寄ったら、Stonesが表紙の雑誌が眼に留まった。月刊『Playboy』の最新号だった。多分、目新しいことは書かれていないだろうと思いつつ、Brianの記事も少しあったので、つい買ってしまった。そういえば、先月号はDylanの特集だった。でも、そのことを知った時には、すでに売り切れていた。
表紙はMick Taylor時代のもの。Bill Wymanの姿が見えないのは、肖像権の問題なのだろうか?モノクロの写真にグレイッシュ・ピンクのロゴというのは、私の好きな配色の1つだ。
中を開けて驚いたのは、Brianの映画が作られていたこと。ただし、以前、私が在籍していた彼のファンクラブ(<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20040703">1年ほど前</a>にふれている)で話題になっていた伝記映画(Brad Pittに主演を依頼するという話もあった)ではなかった。そうではなくて、亡くなる直前の3ヶ月間に焦点を絞ったもので、以前から囁き続けられている「他殺説」に基づいたストーリーらしい。タイトルは、当初『The Wild And Wycked World Of Brian Jones』だったのが、結局、『Stoned』に落ち着いたという。Brianに扮するのは、Leo Gregoryという若手(?)俳優。初めて耳にする名前だ。紹介されていた映画の1シーンの写真を見た限りでは、ヘアスタイルや表情を意識的に似せているおかげで、それほど違和感はない。MickやKeith役も、同様の若手俳優陣が演じているようだ。公開予定は来年だそうで、とりあえず、話の種に見てみたい・・・といいながら、何と皮肉な今日のタイトル・ソングだろうか。
ところで、同じ『Playboy』に、先月出たJAの紙ジャケ・アルバムの簡単なレヴューも紹介されていた。さしさわりなくまとめられているものの、「内容的にもし1枚だけ買うとすれば」という断りがあって、『Surrealistic Pillow』が薦められていたのにはやや辟易した。多分、執筆者の方は、他のアルバムすべてを聴き込んだ上で、あえてこれを選んで下さったものと信じたいけれど、そうではなくて、安易にこのアルバムさえ書いておけばよい、と思われる一般的な風潮もあるというのも、否定できない事実。唯一、いや、唯二のヒット曲が含まれているというだけの理由で、このアルバムばかり話題になるのは、どうもストレスを感じる。最盛期の数年間のJAを象徴するのは、決してこのアルバムで展開されるような、フォーク・ロック調のサウンドではないのだから。もちろん、これも、じっくり聴けば良いアルバムであることに間違いはないのだけれど。