Lost In Austin/Marc Benno

昨日は1日中ぐったりしていた。ちょっと買い物に出かけている最中も、できるものなら、そのままその場にへたり込みたくなるほどだった。前日のライヴで京都を日帰り往復したのが、相当キツかったということだろうか?オール・スタンディングだったわけでもないのに。多分、その前から続いていた厄介な仕事の精神的ストレスが、大きく影響していたに違いない。
それでも、夜になって、たまっている日記を少しずつ書き始めたら、勢いに乗って夜明け前までかかって書き終えた。結局、2日分のスペースを割くことになったものの、それでも充分とはいえない。たとえば、ラリーパパ&カーネギーママのことも、もう少し書きたかった。前座で単独演奏の時は、予想の音とはちょっと違って戸惑ったものの、Marc Bennoのサポート・バンドとしての役割は、見事に果たしていた。サックス&クラリネット担当で紅一点の浦さんは、プロフィールを見ると、今年加入したばかりだというのに、抜群の存在感で、バンドにすっかりとけこんでいた。バッキング・コーラスも、堂々としてカッコよかった。客席から「べの〜!かっこいい〜!」と、日本語で野次が飛んだ時も、すかさず”You're cool!”と通訳して、Marcを喜ばせていた。
ところで、話はまったく変わるけれど、今月6日と7日のNickyとWZの命日を、すっかり忘れていた。いくら仕事に追われていたとはいえ、自己嫌悪に陥ってしまう。言い訳がましく考え直すと、毎年、必ず覚えているのは、BrianとJim MorrisonとJanisの命日だけかもしれない。多分、その頃はまだ死亡ミュージシャンの数も少なく、インパクトもあったので、それぞれの日付が無意識、かつ、しっかりと記憶に残っているのだろう(なのに、同じ頃に亡くなったJimiについては、9月だったということしか覚えていないのは一体なぜ?)。
またまた話は変わって、今日のタイトル・ソングは、実は、当初、2日前の日記に使っていたものだった。それをあえて変更して、今日使うことにしたのは、この曲には、今の私にとって、かなり意味のある地名が入っているので、スペースの都合で素通りするのは忍びなかったから。そう、テキサスのオースティン!最近、好んで購入するCDのほとんどが、このオースティン周辺のミュージシャンのもの。
だからといって、私の「心のふるさと」が、ベイエリアからオースティンに移ってしまったわけではない。たとえ音楽を切り離しても、どんな時でも、私に精神的な安らぎを与えてくれる地域といえば、やはりベイエリアしかないのだから。