Angels And Ordinary Men/Wendy Lands

次の仕事が始まるわずかな合い間に、やらなければならないことは沢山ある。日記はたまっているし、届いたままの状態のCDも大量にある。何から手をつけてよいかわからず、ただ時間だけが過ぎていくというのは、いつもの通り。それでも、昨日から色々な映像を見た。まずはハリケイン・カトリーナのチャリティ・ライヴ。短時間だったにもかかわらず、Neil YoungDr.Johnの姿を見ることもできた。それから、79年のJ.Geils Bandドイツ・ライヴと、2003年のJohn Hiatt & The Gonersスイス・ライヴ。そしてもう1つは、今年2月にテキサスのガルヴェストンというところで行なわれた再結成(?)Arc Angelsのライヴ。まもなくニュー・アルバムが届く(予定の)Charlie Sextonの久々の生映像ということで、ワクワクしながら見始めた。
テキサスといえども真冬のため、Doyle BramhallIIはモコモコしたタートル・ネックのセーターに、今にも床に届きそうな超ロング・マフラー姿、Charlieは黒の革ジャケットで登場!
でも、予想していたよりずっと冷静に眺めている自分にいささか驚く。レパートリーの大半は、10年以上前に出たアルバムからだった。Doyleは黙々と弾くばかりで、MCはCharlieが担当していた。そのせいなのかどうかわからないけれど、客席からCharlieに向かって、やたらと色々なものが飛んでくる。よく見ると、大き目の丸いビーズ(?)を連ねたネックレス。拾い上げて、マイク・スタンドに垂らし、さらに飛んできたものを、直接、首から下げたりしていた。こんなものをステージに向かって投げるというのは、テキサスのライヴではおなじみのことなのだろうか?それとも、今回だけ特別?しかも、Charlieだけに飛んでくるというのも、何か理由があるのだろうか。アンコールの時には、ステージに散らばったいくつものネックレスをかき集めて、それを再び客席に投げ返すという場面も見られた。せっかく投げたファンの気持ちを考えると、それはちょっと冷たいんじゃないかと思う。
それにしても、最初は、Doyleのことなんてそっちのけで、Charlieばかりに眼が行ってしまうに違いないと思っていたのに、実際には、全然そんなことはなかった。それどころか、私が一番気に入ったのは、Doyleによる「She's All Right(オリジナルはMuddy Watersだったっけ?)」だった。やはりここでも、私がいかにブルーズに弱いかというのがよく表れている。
タイトル・ソングは、深い意味もなく「Angels」つながり。Wendy Landsは、その歌い方も容姿も、大好きな女性シンガーの1人。