I'm Easy/Keith Carradine

まとまった仕事が始まって、1日の過ごし方がすっかり変わってしまった。「遅寝遅起き」という悪い生活リズムはこれまで通りだけれど、昼間の緊張感がまったく違う。それに、以前は、仕事モードの時でも、締め切り間際になるまでなかなか集中できず、最後は泣きそうになって徹夜するというパターンが多かった。でも、さすがに最近は、過去の過ちを学習して、少し賢くなっている。裏を返せば、これまでの私なら、1日のノルマを決めて、うまく時間を配分して手際よく行なうという、当たり前のことができずにいたということなので、「賢くなった」といっても、ようやく「人並み」レベルに近づいたにすぎない。
今回、特に気合が入っているのは、予定通りに仕上げないと、Marc BennoとEric Andersenのライヴを見に行けなくなるという、大変な事態に陥るから。その分、いつも以上に集中力を駆使して仕事に専念しているため、夜になって一段落つくとグッタリしてしまう。それでも、昼の間は自粛していたネットに、ここぞとばかり接続すると、疲れきっているはずなのに、眼だけが冴えてくる。でも、頭の方はいっこうに冴えない(まあ、これはいつものことだけれど)ので、日記を書こうと思っても、いつも以上に文章がまとまらない。こんな状態が当分続くので、またどんどんたまっていくのが眼に見えている。そこまでして書かなければならないのか?という素朴な疑問が、またもや湧き上がってくるけれど、いつも言っている通り、こればかりは絶対に妥協できない。何が何でも1日も欠かしたくない。いったん崩れると、ガタガタになってしまうという、自分の意志の弱さを痛いほどよく知っているから・・・。
それに、その日に起こったことを、素直に書き留めるのが日記の第一の役割だとすれば、こういうもどかしい気分をそのまま書きなぐるだけでも、まあいいじゃないの、と自分に言い聞かせて自己満足している。
いずれにしろ、今はただボーっとしていたい。ひと眠りして眼が覚めると、また何時間も、集中力と緊張感を持続させなくてはならないのだから・・・。といっても、特にたいした仕事をしているわけではない。ただ、普段、あまりにも楽をしすぎているせいか、ちょっとしたことをするだけでも、とても大げさに受け止めてしまう。そう思うと、また自己嫌悪に陥りそうになるので、それはあえて考えないことにする。
今考えることといえば、早く仕事を終わればいいな!ということだけ。
生粋の怠け者だということがバレてしまうけど、事実だから仕方がない。