Jedidiah 1777/Eliza Gilkyson

昨日は、ポストの中に郵便物が何も入っていなくてガッカリしていたら、今日はThe Resentmentsの『Switcheroo』と、Eliza Gyilkysonの『Paradise Hotel』が届いていた。このラインナップからも察しがつく通り、最近の私の好みの傾向って、ホントにどうなってるの?と思う。このまま、テキサスから逃れられなくなってしまうのだろうか?
”Scrappy”Jud Newcombが気に入った(しかも、彼のギターというより、あの声が!)というだけで、彼が参加しているアルバムをせっせと集めるようになった。今回のResentmentsもその1つ。彼の他に、やはり最近ちょっと気になっているStephen Brutonも参加している(ちなみに、彼のソロ・アルバムも、先日届いたばかりだし、ニュー・アルバムも注文中)。
Eliza Gilkysonの方は、これまで名前すら知らなかった。それが、たまたまどこかでアルバム・レヴューを見て気になり、早速、試聴してみた。今日のタイトル・ソングや、「Man Of God」、さらには、スペイン語で歌われている「Bellarosa」を耳にして、その重苦しい雰囲気がとても気に入り、ほとんど衝動買いに近いものとなった。自分にとって最近おなじみとなったShawn ColvinやSlaid Cleaves、Ray Wylie Hubbard、さらにはMarcia Ballなどが、ハーモニー・ヴォーカルで参加しているということによって、一層、親近感が高まる。また、彼女の弟Tony Gilkysonは、LAのパンク・バンド、X(チラッと名前を耳にしたことがあるだけ)のギタリストだそうで、このアルバムにも1曲だけ参加している。まったく知らなかった。さらに調べてみると、彼は99年に『Dharma & Greg』というTV番組に出演して、Bob Dylanのバックを務めたらしい。こうして、自分にとって興味深い人の名前がひょっこりと出てくると、思いがけない発見をしたようでうれしくなる。でも、それは単に、私がこれまで何も知らなかったということにすぎないんだろうけど。
前にも書いたように、<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20050704">80年代の氷河期</a>を経て、ネット・デビューするまでの情報量の乏しさは、あきれるほどのものだった。今頃ようやく、そのブランクを埋め始めているところだけれど、なかなか埋まらずに、あちこち隙間だらけのまま。そのたびにチェックして、「へ〜え」と思うことが多い。そして、偶然にも、いくつかの「点」がつながって、「直線」どころか、「多角形」の相関図(?)となった時のささやかな感動は捨てがたい。やっぱり、根が単純ってことだろうか?