Wanted Dead Or Alive/Warren Zevon

ゆっくり日記を書く時間がなくても、眼だけは冴えているというのは、一昨日書いた通り。それで、夜中にモゾモゾしながら、部屋の中を見回してみた。部屋の片隅に、ポスターの束があった。そういえば、去年、実家の自分の部屋から何枚かピックアップして持って来たんだったっけ。壁に貼ったこともなく、巻いたままの状態の物まで何十本もある。学生時代にレコード店でバイトしていた時にもらった物が多いので、当時の錚々たる顔ぶれが揃っている。中学生の頃、せっせと映画館通いしていた頃にもらったポスターも少なくない。『あの胸にもういちど』のMarianne Faithfullの黒いレザーのジャンプスーツ姿の物まである。これは、等身大とまではいかないけれど、かなり大型で、2枚のポスターをつなぎ合わせて、ようやくちゃんとした形になる。でも、その2枚をそのままの状態で残しているのではなく、彼女のボディ・ラインに沿って切り抜いている。なぜ、そんなことをしてしまったのかわからないけれど、バカなことをしたものだ。
こんなポスターの中には、私が持っているより、もっと喜んでもらえる人の手に渡る方がよさそうな物も多い。でも、雑誌やCDなどとは違い、ポスターを小さく折り曲げて送ると、せっかくの物が台無しになるので、直接、手渡しするしかない。その機会さえなかなか見つからないので、結局、宝の持ち腐れ状態が続いている。
自分でパネル化したため、重くて実家に置いたままになっている物もある。それは、Jeff BeckEagles。Jeffのパネルは、高校の中間テストや期末テストの直前に、急に作りたくなって、ほぼ徹夜して作ったのを覚えている。でも、2枚あったのに今は1枚しか残っていない。パネルとしての出来栄えは、残った物の方が比べものにならないほど立派だけれど、行方不明の方は、初来日時の告知ポスターから作った物なので、歴史的価値(?)は高い。Eaglesは、『One Of These Nights』の頃で、5人の顔がアップになっている。この2枚共、ずっと、実家のベッド・サイドに立てかけていた。そして、ベッド・サイドには、実はもう1枚、巨大パネルもある。何とほぼ畳1枚に相当する大きさ!それは、『明日に向かって撃て』のSundance Kidに扮したRobert Redford。懸賞金付きのおたずね者の張り紙風ポスターだ。これも映画館でもらった。でも、私はこれまでただの1度たりとも、RRを好きだったことはない。この映画でも、Paul Newmanの方が、ずっとずっと好きだった。それなのに、わざわざパネルにしているなんて解きがたい謎と言える。