Jackie Blue/Ozark Mountain Daredevils

昨日に引き続き、またまたmixiの話題になる。私の場合、最初はトップ・ページのプロフィール写真をよく替えていたけれど、今は1つに固定している。でも、こまめに変更している方々が多くいて、それらを拝見するのは楽しい。意外なアルバム・ジャケットが登場して驚いたり、思わず顔がほころぶ写真も多い。そんな中で、今日気づいたのはKPさんの写真。つい最近まではNicky Hopkinsだったのに、いつのまにかJacqueline Bissetに替わっていた。数多くいる「イニシャルJB」の1人でもある彼女は、『おもいでの夏(Summer Of '42)』のJennifer O'Neill同様に、70年代にティーンエイジャーだった男性陣には、今も根強い人気がある。ところが、ふと考えてみると、とんでもない事実に気がついた。何と、私はこれまで、彼女の出演作品をただの1本も見ていない。今まで意識したことはなかったけれど、これは驚くべき発見だ。『ブリット(Bullitt)』や『大空港(Airport)』、『アメリカの夜(Day For Night)』、さらには『オリエント急行殺人事件(Murder On The Orient Express)』といった話題作さえなぜか見逃している。滞米時にヒットしていた『The Greek Tycoon』や『Who Is Killing The Great Cheffs Of Europe』も見ていない。
思想的にどうしても受け入れられないJohn WayneとSylvester Staloneの映画だけは、意識的に見ないことに決めていて、これまでその誓いを固く守ってきた(『11人のカウボーイ(The Cowboys)』がTV放映された時、Bruce Dernが見たくてずっと悩み、遂に誘惑に負けてチャンネルを合わせたら、運良くJohn Wayneが殺された直後だった)。でも、このJBの場合、決して嫌いな女優ではないし、意識して避けていたのではない。たまたま、物凄い偶然が重なって、出演作品全てを見逃してしまったにすぎない。これは、どう考えても驚異的な確率だ。今でこそ、映画を見る機会はめっきり減ったけれど、中学生の頃から大学生の頃までは、多分、普通の人よりずっと頻繁に映画館通いしていた。だから、彼女と同時期に活動していた多くの女優陣で、その出演作を1本も見たことのない人なんて、誰1人思いつかない。あまり好きでない女優ですら、何らかの形で少なくとも1本は見ている。それなのに、彼女だけが一体どうして?そんなにも縁がなかったということだろうか?雑誌のグラヴィアやポスターなどでは、毎月、いやというほど眼にしていたというのに・・・。ここまでくると、一種の珍現象だ。そして、そのことに今頃気づいたというのも、何だかおかしな気がする。