Stormy Weather/Rita Connolly

ハリケイン・カトリーナと同規模(それ以上?)と言われるリタがアメリカに接近しているらしい。テキサスのガルヴェストンの住民が避難している様子が、ニュースで映し出されていた。ここは、確か先日DVDで見たArc Angelsのライヴが行なわれていた街のはず。少しでも知っている地名が出てくると、心配の度合いも一層高まってくる。
ところで、かつてはハリケインには女性名しかついていなかったけれど、それでは男女差別だということで、もう何年も前から、アルファベット順に男女交互の名前がつけられることになっている。さすが、そういうところだけは抜かりがない。で、カトリーナ(Katrina)は「K」で、その後、少しだけ話題になったオフィーリア(Ophelia)は「O」で始まる。それじゃ、間にある「L」「M」「N」は何だったんだろう?と気になっていた。それどころか、今回のリタ(Rita)は「R」で始まるのだけれど、交互というのなら、本来「R」は男性名のはず。それなのに、一体どうして女性名が?と思って、早速調べてみた。すると「L」はリー(Lee)で「M」はマリア(Maria)、「N」はネイト(Nate)。この3つは多分、熱帯性低気圧のまま消滅したので、話題にならなかったんだろう。そしてオフィーリアの次の「P」はフィリップ(Philippe)で、さらにその次の「Q」で始まる名前は少ないので、最初からカットされていることがわかった。そのため、1つ繰り上がって「R」が女性名となったようだ。なるほど。ちなみに、私のHNでもあるMonaは、この10年間1度も使われていない。いかにもおとなしそう(?)で、猛威を奮いそうに見えないから?でも、その方が周辺の住民には都合がいいのにね。
なお、リタの後はスタン(Stan)、タミー(Tammy)、ヴィンス(Vince)、ウィルマ(Wilma)で、その後、2007年の分まで決まっているらしい。でも、1年間に21個以上発生したらどうなるんだろう?(26個ではなく21個なのは、Qだけでなく、U、X、Y、Zも省かれているから。つまり、UmaやZack、Zeek、Zowieといった、音楽や映画ファンには多少耳慣れた名前は、絶対に使われないということ)。
Ritaといって一番有名なのはRita Cooligeで、次は『ウエストサイド物語』のRita Morenoあたりだろう(元Runawaysで、今は超セクシー路線に変身しているのは、RitaではなくLita Ford)。でも、私が選んだのはRita Connolly。オムニバス形式の『Celtic Woman Vol.1』で一番気に入ったのが、彼女の「Venezuela」という曲だった。それに比べると、タイトル・ソングに選んだ曲は、ややきれいすぎて物足りない。