Boy On TV/Keren

私が自称「元CMウォッチャー」だということは、前にも書いたことがある。でも、TVを見る時間がどんどん少なくなるにつれて、CMを眼にする時間も減っていくばかり。それでも、たまにTVをつけた時に流れていて、印象に残るものも少なくない。ただし、ひと口に印象に残るといっても、良い意味で印象的なものと、その逆のものがある。さらに、前者の場合、客観的に見てCMとしてすぐれた出来のものと、単に、個人的に気になるものとに分かれる。で、今日見たのは「個人的に気になる」方。何気なく画面に眼をやり、「おおっ!」と注目した。しばらくすると、もう1度オンエアされたので、今度は最初から凝視した。一瞬、F1ドライヴァーのJarno Trulliのように見えた。でも、彼はすでに、所属ティームでもあるTOYOTAのCMに出ているので、私が見たCMに出るわけがない。何しろそれは、ライヴァル会社のCMなのだから。そこで、早速その会社のサイトにアクセスしてみた。相変わらず、こんな時だけはフットワークがとても軽い。これが、万年ミーハーと呼ばれる大きな理由でもあり、また、良きにしろ悪しきにしろ、そこまで徹底するところが、いかにも私らしい。
幸い、その企業のサイトでは、お目当てのCMのメイキング映像まで見ることができた。それどころか、出演者全員の名前まで記されていた。もちろん、知らない人ばかり。その中の一体どの人が、私の眼を惹いた人なのかわからない。多分、一番最初に名前が出ている人に違いないと思い、さらにその名をもとに検索してみた。すると、コロラド生まれのアメリカ人で、ヨーロッパを中心に活躍しているモデルだということがわかった。他企業のモデルとして使われているポスターも、何枚か紹介されていた。活動の場がヨーロッパであるせいか、アメリカ人というより、むしろイタリア人風に見える(名前はラテン系ではないのに)。まあ、いずれも悪くはないけれど、やはり動くCMで見る方が、ずっといい感じ。でも、以前とても気に入っていた<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20040901">Gavin</a>ほども、強く惹き付けられないのは、モデルという職業からくる無機質なイメージのせいだろうか。Gavinの場合、こじんまりとまとまらず、もっと人間味が感じられた。
さて、今日のタイトルは一種の反則技。手頃なタイトルがなかなか思い浮かばない。それで、勝手にタイトルを捏造した後、検索してみたら、偶然にも同名曲が存在した。それで、早速CD Babyで試聴した後、使わせてもらうことにした。