Thru The Rythm/13th Floor Elevators

引っ越し先のカギをもらいに、わざわざ電車に乗り継いで、不動産屋まで出向いた。本当は、部屋の片付けが最優先で、1日も無駄にはできない。けれども、10月に下見をして以来、細かいチェックをしていないので、この機会にきちんと見ておきたかった。その結果、またいくつかの問題を発見!まず、電話のモジュラー・ジャックが和室にしかないということ。そのため、仕事部屋でPCを使うには、無理な配線をするか、無線LANを利用しなければならない。もう1つは、洗濯機置き場の奥行きが、思っていたよりずっと狭く、そこに置くと、バスルームへの出入りが不便になるということ。これは、我慢すればどうにかしのげるけれど、前者は、どちらの手段を選ぶにしろ、ほぼ確実に手間が増えるのでうんざり。いつになったら、心から落ち着ける日が来るんだろう。夜になって帰宅し、ますます足の踏み場のなくなっている部屋を見て、不安感はますますつのるばかり。
何しろ、現状では、ダンボール箱を組み立てるスペースすら、ほとんどないのだから・・・。幸か不幸か、エアコン2基、冷蔵庫、洗濯機、TVといった、大物家電のほとんどが故障、もしくは、故障寸前となり、全部廃棄処分するため、単純に考えると、かなり荷物が減るはず。にもかかわらず、7つもある本棚をはじめ、とても1人暮らしの引っ越しとは思えない、と業者にさえあきれられるほどの荷物がある。
でも、ここで少しでもくじけると、一気にズルズルと崩れ落ちてしまうのが眼に見えている。それで、何とか、この張りつめた気持ちを持続しようと、必死になっている。とにかく、今は、緊張の糸が切れないように努力するしかない。
ところで、昨夜オンエアされた『Hyde Park Music Festival』の中で、Eric AndersenとMarc Bennoの出演シーンだけは、運良く見落とさずにすんだ。でも、今の私は、そんな貴重な映像さえ、どこか上の空で見ているだけだった。今日のタイトル・ソングも、12/5と同じ理由で、YahooのMy Stationで最初に流れてきた曲を選んだ。このバンドは、自ら登録したわけでもないのに、「お奨め」として流れたことがあり、評価を☆2つ(4つが最高で、ゼロの場合もある。最悪の場合、「Never played again!」と厳しい評価を下すことも可)にしたところ、それ以来、忘れた頃にひょっこり流れるようになった。でも、エレベーターがなくて苦労している私には、実に皮肉なバンド名といえる。ちなみに、次に流れたのはPentangleで、その次はRobert Johnson。このちぐはぐさが、私らしくておもしろい。