Morning Brings Peace Of Mind/Bert Jansch

1日中何もせずに、家の中でじっとしていられる時間ができたのは何ヶ月ぶりなんだろう。もちろん、今の私には「引っ越しの後片付け」という重大な課題があるけれど、ちょっと一息ついたとたん、これまでの疲れがドドっと出て身体中がだるい。仮設したPCの位置もよくないので、眼も疲れやすい。
そもそも、自分の周囲の膨大な量の荷物を考えると、引っ越しが一筋縄ではいかないことぐらい、最初から覚悟していたけれど、想像以上に壮絶なものとなった。こんなに体力と精神力を消耗したことは、これまで1度もなかったように思う(裏を返せば、これまでの私は、実に気楽に生きてきたということ?)。
そして、引っ越し後に発生した数々の予期せぬトラブル。いきなり、お湯が出ないし、トイレの水は止まらない。賃貸とはいえ、誰でも知っている大手施工業者による物件なのに、こんなひどい症状が次々と出て、あきれるばかり。そのたびに、管理センターに何度も電話して、不必要なエネルギーを費やさねばならなかった。しかも、完全に修復されるには、10日以上かかったのだから、胸にこみ上げるのは、怒りなんていう生易しいものではない。母は、そんなにトラブルが続く部屋なんて、さっさと解約して実家に帰って来なさい!とまで言い切るし、妹や弟も冷ややかな態度を取るばかり。確かに、自分で選んだ物件なので、文句を言っても仕方がないのかもしれない。いわゆる「自己責任」というやつだから。でも、お湯が出ないとか、水が止まらないという、最低限のシステムがきちんと管理されていないというのは、自己責任の範疇を超えている。ひょっとすると、どこかで見えない力が働いて、私の引っ越しを意地でも阻止しようとしているのではないか?と勘ぐりたくなるほどだった。
そういう意味においても、一昨日、近所の有名な神社に初詣に行き、苦しい時の神頼みをせざるをえなかった。ところが、今夜、新たな問題が発覚!転送届けを出しておいたはずの郵便物の一部が、まったく関係のない所に転送されているという。さすがに、これにはキレた。1つ間違えば、重大なことになりかねなかった。そんなずさんさで、民営化後もうまくやっていけるというのだろうか。大いに疑問を感じる。
タイトル・ソングのように、朝、目覚めると、心の安らぎが感じられる日が私に訪れるのは、一体いつになるんだろう?眼の前に山積みされた段ボールの中身と、たまった日記は少しずつ整理していくしかないけれど、それ以外のトラブルは、今後、一切お断りしたい。