Till I Get My Way/The Black Keys

金曜日の夕方から降ると言われていた雪は、2日ズレて、昨夕からちらつき始めた。今朝、目覚めると、すでに数cm積もっていたので、思わず窓の外の風景を携帯電話のカメラに収めた。寒いのは苦手なくせに、暖かい室内から眺めるだけなら、今もなお、雪景色には特別なときめきを感じてしまう。北国育ちではないので無理もない。
午後になって、すっかり晴れ渡ってきたので、もう止んだかと思い、窓を開けると、まだかすかに舞っている。うれしい反面、今から外出しなければならないことを考えると、足がすくむ。こうして日記を書いている間にも、風がビュービュー吹く音が聞こえてくる。
ところで、私には、踏まれても蹴られても、さほど気にせず、負けるもんか!と立ち向かうたくましさ(ほとんど「図太さ」に近い?)がある一方で、ちょっとした事を気にして、ひどく落ち込んでしまう面もある。こういった相反する特質は、誰でももっているものだけれど、私の場合、特にそれがひどい。多分、極端なラテン系性質とゲルマン系性質を、6対4(ひょっとすると、7対3ぐらい?)の割合で持ち合わせているに違いない。
で、今はかなりの落ち込みモードに突入中。そんな時は、自己嫌悪と自信喪失、それに厭世感というトリプル・パンチに襲われて、なかなか立ち直れない。一番いいのは、外に発散することだけれど、そういうわけにもいかないので、昨夜は、気晴らしにYahooのMy Stationを聴いていた。珍しく、Boz Scaggsの「Waiting For A Train」などが流れてきたので、久々にこのアルバムを聴きたくなったけれど、段ボール箱のどこに入っているかわからない。さらにストレスがたまりそう。
Black Keysというバンドの「Thickfreakness」という曲も紹介された。2002年にデビューしたばかりのデュオらしい。メゲていてあまり何も考えたくない時に、小細工のないこういうブルーズ・ロックを聴くと、少しは救われる。<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20040412">前にも書いた</a>けれど、いったん好みのバンドや好きなジャンルを登録しておくと、このように、気に入りそうなアーティストまで分析して紹介してくれるのだから、このシステムはあなどれない。一方、ネット上で知り合った方々からのお薦め盤にも弱い。つい最近も、Blaze Foleyという渋いシンガーに「一耳惚れ」して注文したばかりだし、Grace Potterを試聴して、早速wish listに入れた。
こうしているうちに雪は止んだ。今のうちに出かけてないと、夕方には、また降ってきそう。