Once An Orange, Always An Orange/Al Stewart

週間天気予報を見ていたら、今日、外出しなければならないことに気付いた。ずっと延びていた転出届をようやく出し終えて、今度は転入届ということになったものの、週明けからしばらく雨になるらしいし、その後、また寒波が戻ってくるというので、消去法の結果、今日出かけるしかないというわけだ。気合を入れて自転車に乗った。何しろ、区役所に行くのは初めてなので、場所さえはっきりわからない。でも、思ったよりずっと近く、それほど寒くもなかった。意外なほどすいていたので、さっさと諸手続きが終わり、晴れて新しい町の住民となることができた。これで1つすっきりした。住民票が旧住所のままだったこれまでは、たとえ新居に住んでいても、気持ちの上ではよそ者のような気がしていたから・・・。
そして、帰る途中うれしい物を見つけた。大好きな小粒の有田みかん!お店というより、広いガレージの中に簡易設置されたバザーの屋台のようなところに、目立たず並べられていたのを、この私が見逃すわけがなかった。よく見ると、かご一杯入って\250という安さ!思わず自転車を止めたら、おじさんが「小さいけど甘いよ!」と言って、試食用に1つ差し出してくれた。私はすかさず「小さいから甘いんです!小さいのをずっと探してたんです!」と、みかんにはちょっとうるさいことをアピールしながら味見した。う〜ん、満足!小粒で表皮と中袋が薄く、柔らかいみかんはとても甘く、しかも、やや酸味があって最高!それなのに、前に住んでいた所でもなかなか見つからず、たまに見つけると、まとめ買いすることが多かった。引っ越し先では、私の求めるSS〜トリプルSサイズどころか、ただのSサイズさえめったにない。皮が固く、大味のものばかりなので、ストレスがたまっていた。そんな時、まるで私の転入を祝ってくれるかのように、突然姿を現したのだから、飛びつくしかなかった。在庫品の中でも、特に小粒の物を選んで袋詰めしてもらい、2袋も買ってしまった。途中でばかばかしくなって、数えるのをやめたけれど、少なくとも50〜60個以上あるはず。でも、せっかく見つけたのに、そろそろシーズンは終わり。残念だけど、今度は、これまた大好物の八朔が待っているから、まあいいかな。
ところで、今日はMozartの誕生日らしい。彼の生まれ故郷、ザルツブルクに行った時、「モーツァルト饅頭」ならぬ「モーツァルト・チョコ」がお土産品としてそこいら中で売られていた。でも、ザルツブルクといえば、Helmut Bergerの出身地であることも、忘れちゃいけない。