Is It True/The Eagles

私がいくつかのメイリング・リストに登録していることは、ここでもすでに何度か書いている。そのすべてが海外のものなので、そこから得られる情報は、どこよりも早いことが多い。イヤな話だけれど、ミュージシャンの訃報なども、いち早く紹介される。そのニュース・ソースは確かなもので、これまで、そういったものをそのまま自分の日記や、いくつかのボードで紹介しても、特に何の問題も生じなかった。まあ、中には、本国ですら一般公開される前の情報のため、なかなか信じてもらえないこともあったけれど・・・(たとえば、5年ほど前にLynyrd SkynyrdのLeon Wilkesonの訃報など)。
ところが、今日入ってきたものは、情報源のはっきりしない「転送」扱いで、最初から「?」マークのつくものだった。いくつかの関連サイトでチェックしても、そういったものはまだどこにも出ていなかった。それをふまえた上で、あえて紹介したのが元EaglesのBernie Leadonの「訃報」だった。
幸い、約1時間後にそれが(今流行の?)ガセネタだということがわかり、急遽訂正したものの、その間、何人かの方々に不必要なショックを与えてしまったようで、本当に申し訳なく思っている。そして、これからは、ニュース・ソースが明確で、ちゃんと裏付けが取れるものしか紹介しない!という本来の姿勢を強化すべきだと痛感している。オンラインで瞬時に世界中の情報が手に入る今だからこそ、その扱いには慎重になるべきという、ごく当たり前のことを、再認識させられたひと騒動だった。
これとは少しタイプが違うけれど、生きているはずのミュージシャンの死亡説は、古くから色々と話題になっていた。そのはしりといえるのがPaul McCartney。彼の死亡説については、数枚のアルバム・ジャケットや、レコードの逆回転など、もっともらしい証拠(?)も提示され、その噂を初めて聞いた中学生の頃は、その巧妙な分析に感心するばかりだった。でも、話がうまくできすぎているので、きっと大がかりなジョークに違いないと思っていた。
そして、Pink Floydのオリジナル・メンバー、Syd Barrett。彼については、廃人説から死亡説までさまざまな噂が飛び交っていた。でも、数年前にネット上で偶然見つけた近影は、それまでの噂すべてを否定するものだった。彼に対して、特に何の思い入れもない私には、その写真はさほどショッキングなものではなかったけれど、一種の偶像崇拝のように彼を美化(というより、神格化に近い?)してきた人々にとっては、きっと衝撃的なものだったに違いない。