Runaway/Bonnie Raitt

数ヶ月に1度くらい、Radio Cipollinaを狂ったように聴いてしまうことがある。ちょうど今日がそんな日だった。昨日に引き続き早起きし、雑用及び、ちょっと重要な用をこなした後、何だか急に聴きたくなった。いったん聴き始めると、数時間はPCの前に釘付けになることはわかっていたし、正直言って、今の私にそんなヒマはない。それでも我慢できずに、Live365.comのサイトを開き、Radio Cipollinaのチャンネルにアクセスした。
簡単に説明すると、これは「Radio Cipollina」という名の通り、John Cipollinaが参加している音源しか流れないという、ファンにはたまらないネット・ラジオ局のこと。正規盤はもちろんのこと、トレードやダウンロード、あるいはブートレグでしか入手できない音源、さらには、それさえもほとんど不可能な超レア音源まで、気前よく流される。しかも、断片的にではなく、1つのライヴ音源が、一気に丸ごと。それが延々と2時間ぐらい続くことも少なくない。うれしいけれど、その間、他のことは何も手につかなくなるという点を、深く肝に銘じて聴かなければならない。
今日アクセスした時、ちょうど流れていたのは、シスコのChi Chi Club(オーナーが日本人の元ダンサーの女性で、店名のChi Chiも日本語の意味だというのを、つい最近知ったばかり。てっきり、トロピカル・カクテルのことだと思っていた)で行なわれた<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20050909">Marc Benno Band</a>のライヴ。これは、今や入手困難の正規盤も出ているけれど、はたしてそれと同じ日付のものかどうかわからない。そこで「あれっ?」と思ったのは、あの「I Shot The Sheriff」のフレーズが何度か流れたこと。この音源、前にも聴いたことがあるけれど、その時は途中からだったので、その部分を聴き逃していた。
これに限らず、ライヴでは、色々なフレーズを取り入れたり、意外な曲をカヴァーするので、そのたびに「おっ!」と思い、顔がほころぶ。
この後も、67年のQMS音源で「Runaway」がカヴァーされていた。以前聴いた時は、いつの時期だったか忘れた(何しろ、QMS脱退後に在籍していたバンドは多すぎる!)けれど、ジョークまじりにZepの「Whole Lotta Love」までやっていた。さらには、Terry & The Piratesヴァージョンで、「Train Kept A-Rollin'」を聴けた時は、文字通り狂喜した。
こんな具合に、今日も、ほんの2〜3時間のつもりが、結局、5〜6時間も聴き続けてしまったのだから、こうなるとまるでジャンキー同然。