Let Me Love You/Jeff Beck Group

ネットで知り合った友達から、お昼過ぎに、短いメッセージが届いた。
「ギー、バタンッていうドアを閉める音とピアノのイントロで始まるStonesの曲は何だっけ?」というものだった。私はStonesファンとは言っても、末席にちょこんと座っているにすぎず、全てのアルバムを網羅して聴き、全ての曲の細部に至るまで把握しているというような、マニアックなファンではない。来日コンサートだって、2回しか見たことがない(しかも、2度目は招待券のため、スタンド最後尾)。
でも、この質問にならすぐに答えられる。そう、「We Love You」!
Stonesの曲でお気に入りを10曲、いや、5曲選ぶとすれば、必ず入るに違いないほど大好きな曲だから。この曲については、<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20040703">一昨年</a>にも、この日記でふれている。そこにも書いていたように、かつてTVで流れていたこの曲の筝曲アレンジのことが、今も気になってたまらない。改めて、ネット検索すれば、新たな手がかりがあるかもしれないと思い、仕事を忘れて調べ始めたら、もっとすごいものが見つかった。
それは、第一期Jeff Beck Groupのブートレグ。Nicky Hopkinsが正式に加わった直後のアメリカ・ライヴで、何と「We Love You」が取り上げられている。
「キャーッ!」と叫びながらも、少し気を静めて、他のサイトで確認したところ、どうやら「Rice Pudding」の中に「We Love You」のフレーズが挿入されているというものらしい。それでもかまわない。ライヴでは、そんなことはよくあり、それに気付くたびに思わずニタリ!としてしまうのだけれど、好きなバンドが、好きな曲をそのように取り上げているとなると、その喜びは何倍にもなる。さらにチェックすると、同じようにして「Salt Of The Earth」も取り上げられている。これも捨てがたい。
考えてみると、私が聴くライヴ音源といえば、自らトレードで入手した物や、ネット上でDLした物を、ご親切な方々から頂くというのが大半で、ブート盤を積極的に購入することなんて、高校生の頃、数枚入手して以来、ほとんどない。そのため、ブート情報には疎く、大好きなはずのJeff Beck Groupに、こんな貴重な音源が存在するなんて、まったく知らなかった。そもそも、このバンドのライヴ音源が、それほど流出しているということすら知らなかった(熱心にトレードに励んでいた頃も、ほとんど見かけなかったし)。
それが、ひょんなきっかけで、今頃知り得たのだから、やっぱり、偶然ってすごい。