Fool To Cry/The Rolling Stones

中途半端な忙しさだと、かえって仕事に集中できず、サボり心がムクムクと沸いてくる。かといって、大っぴらに遊びに徹する勇気も出ず、結局、しばらくネット・サーフィンに没頭するだけで終わってしまう。どうしてこんなに時間の使い方がヘタなのかと、またまた自己嫌悪。
今日から4月だというのに、近くの川沿いの桜は、いっこうに咲く気配がないので、気持ちに張り合いも出ない。
エイプリル・フールなんかどうでもいい。去年とおととしは、我ながら見事にウソをつくことができたけれど、今年は、その気合いすら入らない(結局、日付が変わる間際になって、苦し紛れに1つだけ思いついたけれど、タイミングが合わず、パッとしない結果となった)。
仕事の気分が乗らないのなら、せめて部屋でも片付けようかと思ったのに、これも失敗に終わった。本棚を整理しようとしたら、ふと、30数年前の雑誌に眼が留まり、しばらくそれを読みながら遊んでしまった。こうなると、手がつけられない。いつのまにか、その頃にタイムスリップして、しばし時が止まる。つい先日、ただのジョークというには説得力のありすぎる「精神年齢判定」というものを試してみたら、14歳という判定結果が出たのを思い出した。その後成長が止まっているのだから、やはり辻褄が合っている。
夜9時を過ぎて、突然、ドアのチャイムが鳴った。普段、そんな時間に来訪者なんていやしないけれど、今日だけは予想がついたので、ためらわずに開けた。というのも、数週間前、向かいの家族が、結局、顔を覚えることもないままどこかに引越し、その後釜として、昨日から、ガヤガヤと人や荷物の移動の気配が感じられていたから。先週、数日にわたって改装工事がうるさく行なわれていたけれど、それが終わったとたんに入居だなんて、さすが、引越しシーズンだ。私がここに来る前は、半年近く空室状態だったと聞いているのに・・・。
さて、新しいお隣さんは、この春から大学に通うという男の子だった。2階建ての上下に、それぞれ2LDKの部屋が2つずつで計4世帯というこじんまりした建物なので、ファミリー向けではないのは明らか。それでも、学生が1人で住むにはちょっと広すぎるんじゃないの?と思ったら、弟(双子?それとも、兄は一浪生?)と2人暮らしするとのこと。薄暗い中、よく見ると、弟らしき男の子と、付き添いの母親の姿も見えた。今どき珍しい、素朴でおとなしそうな感じの子だったので、ほっと安心した。先方も、私に対して、きっとそう思っているに違いない(ということにしておこう)。