Out Of My Mind/QuicksilverMessengerService

先月は4日分しか書けなかった。未記入分は、どんどん溜まっていく。こんなにも書けないのは、単に、仕事のせいだけとは思えない。「気分が全然乗らない」という由々しき問題を解決しない限り、どうしようもない。
それでも、今日、あえて書く気になったのは、QMS再結成という微妙なニュースが入ってきたから。やはり、私にとってQMSは、JA同様に特別なバンドだということがよくわかる。
QMSといえば、1975年に一時的に再結成され、『Solid Silver』を出したのを最後に事実上消滅していた。その後、ギタリストのGary Duncanが、「Quicksilver」という独自のバンドを作ったり、David Freibergや、Dino Valentiの息子、Joli Valenti、Mario Cipollina(Johnの弟)などが中心となって、数年前から「Quicksilver Gold」名義で、不定期に活動が行なわれているけれど、いずれのバンドも「Quicksilver Messnger Service」とは言えない(ちなみに、今なお「Quick Silver Messenger Service」だと勘違いされ、「QSMS」だの「クイック・シルヴァー」だのと誤記されているのを見るたびにムカつく!)。
今回あえてQMSと名乗って活動予定なのは、オリジナル・メンバーの2人、Gary DuncanとDavid Freibergに、ベース&ドラム&キーボード&女性ヴォーカルを加えた6人。結成40周年を記念した一時的な再結成だとは思うけれど、このようにサポーティング・メンバーの方が多い再結成というのは、シラけ気分の方が先に立つ。しかも、予定されているレパートリーといえば、歴代アルバムの中からピックアップされたものばかりで、新曲はなさそう。これでは、ただの「なつメロ・バンド」でしかない。あの「Edward, The Mad Shirt Grinder」まで予定されているなんて、あきれるばかり。
スケジュールによると、来月コスタ・メサ(この街には、巨大ショッピング・モールがあったので、バスでよく行ったっけ。なつかしい!)で行なわれるライヴには、QMSの他、Jefferson Starship(さすがに、Airplaneは名乗れない!)、Steppenwolf、Vanilla Fudgeも一緒に出演する。「ついでに再結成Doorsも入れたら?」とイヤミを言いたくなる。
そりゃあ、ホンモノのQMSも、度重なるメンバー・チェンジによって、時代ごとにサウンドが違うけれど、それについては、QMSとして継続的に活動がなされていたからこそ許容される。今回の、とってつけたような再結成とは訳が違う。
と言いつつ、もし実際に、このライヴを見ることができるなら、きっと最初から最後まで、一緒に歌ってしまうに違いないけど。