Hamburger Concerto/Focus

朝っぱらからひと騒動あると、その1日が台無しになってしまう。今日はそんな日だった。
昨夜、Wカップ今大会で初めて、イタリアの試合の地上波放送があり、長年のごひいき”Pippo” Inzaghiの、大会連続出場3度目にして初のゴール・シーンを目の当たりにすることがきた・・・と、ここまでは最高だった。大雨の中、朝から動き回ったせいで、夜になっても止まらなかった寒気も、試合観戦中にすっかり治まっていた。おまけに、早起きしてクタクタだったはずなのに、興奮したせいで、しばらく眠れなくなった。ようやく布団に入った時、すでに3時を回っていた。ところが、この日に限って、深夜になっても外の道路や階下の人声がうるさくてたまらない。日本VS.ブラジル戦がまもなく始まることと関係がありそうだ思い、私自身、やや気になりながらも、あえて生中継を見るのはやめて、まもなく眠りについた。
明け方、妙に息苦しくなって眼が覚めた。この感覚は、まさにあの<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20040921">発作</a>!ここ数年は、周囲の環境も変わったせいか、せいぜい年に1度起こるかどうかという程度で、ほとんど治まったものと安心していたのに。
時計を見ると、4時を回ったばかりだった。つまり、まだ1時間しか経っていない。
ひょっとすると、イタリアの試合だけ見て、日本ティームの大切な試合を無視して寝たことに対し、心のどこかに罪悪感が潜んでいて、こんな形となって眼が覚めたのかもしれない。そう思って、急いでTVをつけけた。ところが、その時点で、まだ0対0という緊迫した戦いを見ていると、ますます心臓がドキドキするばかり。これはよくない。急いでお水を飲んで深呼吸し、何とか、気を静めようと努力した。それでも治まらない。
こんな時、一番いいのは、誰でもいいからそばにいること。それが無理なら、誰かと話すこと。でも、こんな時間に、平気で電話できるような無神経さを、私はもちあわせていない。
苦し紛れにPCを立ち上げた。ちょうど試合中継を見ている人たちの興奮した書き込みを眼にするうちに、少し気が紛れた。スコアも、0対0から、何と1対0へ!「まさか!」と、半信半疑のうちに追いつかれ、まもなく逆転された時点で、おかしな安堵感(こんな書き方をすると、誤解を招きそう?)が得られ、そのまま眠ることができた。次に眼が覚めたのは10時過ぎ。もちろん、すべては終わり、私の発作もすでに治まっていたけれど、結局、その後1日中、すっきりしないまま過ごす羽目となった。