Drugs & Alcohol/Thunder & Lightning

去年も一昨年も書いたけれど、この日が来るたびに、どうしてもふれずにいられないのが、Brian JonesとJim Morrisonのこと。5月29日のCipollinaの命日は、去年に続き、今年もうっかり忘れてしまったけれど、7月3日だけは、2人のショッキングな訃報から何十年たった今も、心の中にしっかりと刻み込まれている。これは、Cipollinaに対する愛より、BrianやJimに対する愛の方が深いからというわけではなく、2人が亡くなった時、まだほんの子供だったので、それだけインパクトが強かったということに他ならない。
この2人の波乱万丈の人生を象徴するかのように、今日の天気もまた、不安定そのものだった。午前中は、洗濯物を干しても、どうにか大丈夫そうな薄曇りの空だった。ところが、お昼過ぎに突然、雷鳴と共にあたりは真っ暗となった。これまで聞いたこともないような、ものすごい轟音が響き、すぐ近くで落雷があったことをはっきり物語っていた。恐らく、注意を促すためと思われる町内放送がかすかに聞こえてきたけれど、雷音に消されて何を言っているのかわからない。まさに「巨大なバケツをひっくり返したような」大雨が、開け放していた窓から降り注いできた。慌てて閉めている間に、両腕がずぶぬれになった。今日、洗濯を思いとどまってよかった!と思わずにいられなかった。
ところが、1時間もしない間に、何もかもウソだったかのように、あたりは静まり、うっすらと陽が射してきた。私も、たまにお天気屋になることがあるけれど、こんなに豹変したことは1度もない。
ところで、Brianの命日に合わせて、彼が亡くなる直前の日々を描いた映画『Stoned』の試写会が、本日、開かれるらしい。1年ぐらい前にこの映画のことを知った時は、すぐにでも見たかったけれど、タイミングを逃してしまった今は、何だか気乗りがしなくなった。どうせ関西方面での公開は、ずっと後になるので、それまでに再び気分が盛り上がってほしい。でなきゃ、わざわざ劇場まで出向けない。
無名の俳優陣が出演するこの映画に比べると、10数年前に公開された『The Doors』の方は、監督も出演者も有名どころが揃っていた。にもかかわらず、ロードショー公開時の平日の夕方、見に行った時、お客は3〜4人しかいなかった。これは、私がこれまで見に行った映画の中で、歴代2位となるほど少ない観客数だった(ちなみに、堂々1位に輝くのは前にもふれたことがあるけれど<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20040914">『Target』</a>で、お客は私1人だけ)。