Sexy Little Girl Princess/Lisa Germano

お昼過ぎの雷雨のせいで気温は下がったものの、湿度が高く蒸し暑い。昨日はエアコンを31℃に設定しても涼しかったのに、今日は28℃まで下げている。
TVをつけると、昨日終わった高校野球の話題ばかり。私は、プロ野球にハマっていたことはあるけれど、高校野球に夢中になったことは、たった1度もない。理由はよくわからない。多分、高校生が参加するスポーツは他にも数多いのに、野球だけ特別扱いされることに対し、素朴な疑問と不公平感を、子供の頃から抱き続けているからだと思う。とはいえ、毛嫌いしているのではなく、ただの無関心に近い。たまには、見ることもある。あの壮絶な延長戦も、偶然、終わりの方だけ見た。昨日の再試合も、土壇場で1点差となった後、ドラマティックなエンディングを、運良く見ることができた。興味のないはずの私でさえ、ちょっぴりドキドキしていた。
でも、一夜明けて、この異常なまでのメディアの反応は、どうにかしてほしい。しかも、優勝ティーム全体ではなく、個人の選手ばかり、まるでアイドルのように扱っている。選手には何の罪もないし、確かに、よく投げきったと思う。それどころか、あんなに投げ続けて、肘は大丈夫なんだろうか?と心配さえしている。だからこそ、不自然なキャッチフレーズをつけて、ワイドショーで大騒ぎしている様子を見ると、バカバカしくもあり、また、腹立たしくさえ思う。今さらながら、マスコミのこんな体質って、何とかならないものだろうか。
そういえば、もう1つ。Jon Benet Ramsey殺人事件の容疑者が逮捕されたというニュースでにぎわっているけれど、10年前にこの事件が過熱報道されていた当初から、犯人は誰なのかというより前に、個人的にもっと気になることがあった。たった6歳の子に不自然なメイクや衣装を施し、子供らしさのカケラも感じられない媚びた表情や仕草を覚えこませることは、ある意味、幼児虐待ではないのだろうか?私は美少女が大好きだけれど、彼女を見ても、一種の不気味さしか感じられなかった。あの不自然な表情や微笑は「美」からほど遠く、某独裁国家の大々的な催しで見られる、子供達の不気味な笑顔に相通じるものがあった。どちらも、歪んだ大人によって、無理やり教え込まれ、特訓された成果でしかない。「男らしさ」や「女らしさ」というものは、まったくナンセンスだけれど、「子供らしさ」だけは、決して奪うべきものではない。 そういう意味で考えると、彼女は、二重の犠牲者だったということになる。いずれにしろ、とても不愉快な事件だった。