SomethingToLookForwardTo/JonDeeGraham

2日前にやっと仕事が終わり、あれもしたい、これもしたい!と思うのに、すっかり気が抜けて、どうしようもない。おまけに、自由の身になったとたん、すべての意欲を阻止するかのように寒波襲来!昨日は、うっかり薄手のコートだけで外出し、散々な目に遭った。かろうじてニット・キャップを被っていたものの、自転車で走るのに手袋を忘れたのも大失敗だった。
幸い、体調は徐々に回復しているけれど、集中力を使い果たしてしまったせいか、今は、半ば放心状態に近い。そのため、溜まっている日記や、頂いたメッセージの返事など、なかなか文がまとまらず、何も手につかない。
こう書くと、ここ2ヶ月余り、さぞかし大変な仕事をしていたのかと、誤解される恐れがある。残念ながら、そんなことはまったくない。守秘義務があるため、詳しいことは書けないけれど、末端の自由業で、なかなか仕事を選べない身ゆえに、一定の期間に仕事が集中して、ハードスケジュールになることがわかっていても、それを受けるしかない。しかも、いくつかの細かい仕事を掛け持ちすることになり、短期間に締め切りが重なってしまうため、悲惨な状態となる。とはいえ、暇な時は、他の誰よりも暇で、多分、年間の合計仕事日数なんて、カタギの人々のせいぜい半分以下(ひょっとすると1/3?)だと思う。従って、収入だってそれに比例しているわけで、年中貧乏なのも無理もない。
まあこんなわけで、10月初めから一昨日までの私は、普段、遅刻常習犯の小学生が、何を血迷ったのか、しばらくの間、早めに登校して得意がっているのと、何だかよく似ている。みんなが毎日、ごく当たり前にやっていることが、なかなかできないので、たまにそれが達成できると、さも大変なことをやってのけたかのように、大げさに言っているだけにすぎない。いつものことながら、実に情けない。
そういえば、去年は、ちょうど今頃から、大慌てで引越しの荷物をまとめ始めたのだった。案の定、引越し当日になっても、梱包が終わっていないという、あきれた結果となった。それ以来、部屋をきちんと整理整頓することを固く心に誓ったはずなのに、結局、何も進歩していない。ますます、気が滅入る。唯一の朗報は、9月末にResentmentsの一員として初来日したBruce Hughesの来春の単独再来日に、何と、Jud Newcombの同行が決定したという。しかも、京都公演もあるというので、本当にありがたい。それにしても、これで彼のライヴを見るのは通産4度目なので、ちょうどEric Andersenとタイ記録で総合2位となる。