Song For Danko/David Munyon

今年もまた、この日がやって来た。毎年、何らかの形でコメントせずにはいられない。昨年の今頃は、引越しの準備で大変だったはずなのに、過去ログを読み返してみると、ちゃんと当日に書いている。それだけ重要な日だということだろう。それに、毎年、この時期になると、『Islands』のジャケットによく似た、海に沈む夕陽が見られたということも、この日を忘れずにいることができた理由の1つだった。あいにく、今は、海から遠く離れた地域に引越してきたため、見られなくなったけれど・・・。
さて、mixiを始めて1年半以上経つけれど、そこで知り合った多くの人々が、The BandやRickに対して、それぞれ今もなお、あちこちで、特別な思い入れを語っている。そういった物を読ませて頂くたびに、その中の1人である自分が、実は、とてもラッキーな存在だったということを、改めて痛感している。
いくら最盛期を過ぎていたとはいえ、あれほどのスーパースター達が、一介のファンの私と友人に、ごく自然に接してくれたのだから・・・。うら若き(?)女の子2人組というと、ひょっとするとグルーピーじゃないのか?と、的外れな勘違いをする人がいるかもしれないけれど、とんでもない。私も友人も硬派のミーハーなので、グルーピーとは対極の位置にいた(過去形だけでなく、もちろん今も)。そのことは、実物の私達を見れば、すぐにわかってもらえると思う。かといって、他のコネも何もなく、単に、彼らと彼らの音楽が好きだということだけを武器にして、接するしかなかった。その気持ちが伝わったにすぎない。それとも、ひょっとすると、私達があまりにも幼く見えたため、まるで小さな子供と接するかのように、必要以上に親切に構ってくれたのかもしれない。いずれにしろ、オフの日まで行動を共にできたのだから、今から考えると、夢のような話だ。
ところで、ほんの数日前に、ネット仲間から興味深いアーティストを教えて頂いた。早速、今回、使わせて頂いたDavid Munyonという人で、Rickの友人だったという。それと同時に、彼を心から慕っていたことが、タイトル・ソングから、ひしひしと伝わってくる。その曲が、そのままアルバム・タイトルとなっていることも、その事実をよく物語っている。曲によって、声の質や哀愁を帯びた歌い方まで、どことなく晩年のRickを思わせるのは、意識的にそうしているからなのだろうか?お気に入りのネット・ショップ「CD BABY」で購入できるので、来年2月に来日が決まったMatt The Electricianのアルバムと併せて注文しようかと思う。