Blood In The Water/Colin Brooks

今日は「水の日」らしい。調べてみると、ちょうど30年前に決まったという。全然知らなかった。私が住む場所は、常に水辺だということは、<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20040505">以前の日記</a>にも書いた。その後、また引越したけれど、今住んでいるのも川のすぐそば。これも、一種の運命のようなものだろうか?そのせいか、「水」という言葉には、つい反応してしまう。
さて、「水」のつく曲で、一番新しく知ったのは今日のタイトル・ソング。これまで、タイトル・ソングについてめったにふれず、せっかく読んでくださった方の期待を裏切ることが多かったけれど、今日は、字数の許す限り書いてみたい。
この曲を知ったのは、私にはよくある「芋づる式」発見によるものだった。まず、ちょっとしたきっかけで、Gordy Quistという若いSSWに興味をもった。調べてみると、彼は、ソロとしてだけでなく、The Band Of Heathensというバンドのメンバーとしても活動している。そのバンドの映像を見ていたら、彼以外のメンバーがヴォーカルを取っている曲もいくつかあった。その中で、「Mexico」という曲が気になった。歌っているのは、Colin Brooksという、これまた、初めて名前を聞く人だった。さらに好みの「Hanging Tree」という曲を見つけた。何と、それを歌っているのもColinだった。彼もまたソロ活動をしていて、これまでのアルバムを早速試聴してみると、曲調といい、声といい、歌い方といい、Gordy以上に私のツボをとらえてしまった。特に、この「Blood In The Water」は、ブルージーなメロディはもちろんのこと、重くて暗い歌詞も妙に耳に残って離れない。
こんな風にして、1人のミュージシャンをきっかけに、新たなお気に入りを発見するというパターンは、2年前にTroy Campbellの名前を知ったことで、彼が在籍していたLoose Diamondsを知り、そこから“Scrappy”Jud Newcombにハマってしまったことによく似ている。こうして、次々とお気に入りが見つかる喜びと興奮は、実際に、それを味わった人にしかわかってもらえなに違いない。もちろん、60年代、70年代のバンドやミュージシャンにこだわり続けるのも悪くはないけれど、それに固執するあまり、現在進行形の人たちのことを見逃してしまうのは、実にもったいない。前にも、似たようなことを書いた気がするけれど、改めてそう思う。
そして、Colin BrooksとGordy Quistという2人のお気に入りを抱えるThe Band Of Heathensからも、目が離せなくなった。こうして、また新たな楽しみが増えていく。