Hot Summer Nights/Night

今年から最高気温が35℃を超える日を、「猛暑日」と呼ぶことになったという。ここ京都では、すでにそんな日を何日も体験している。最初、うっかり「酷暑日」と覚えていたけれど、たとえ何と呼んだところで、涼しくなったりはしない。今朝は特にひどかった。息苦しくて眼が覚め、時計を見たら3時半。扇風機の温風が、不快感をさらに高めていた。耐えられなくなって、エアコンを除湿モードに設定した。汗はかいていなかったけれど、後頭部がひどく熱くなっていたので、急いで水分の補給をした。「もし、眼が覚めなかったら、寝ている間に熱中症で死んでいたかも?」そう思うと、気の小さい私は、パニックになりそうだった。そんな不安のせいで、あたりが白むまで眠れなかった。
25℃を超える熱帯夜は、今に始まったことではない。問題は、高すぎる湿度!その逆に、真冬の就寝時に乾燥しすぎても、やはり息苦しくなる。要するに、「快適湿度」というものに対し、よほど過敏な体質なんだろう。困ったものだ。
朝っぱらから散々な目に遭ったせいで、今日1日もどうなることかと思った。でも、毎週情報が届く「<a href="http://concerts.wolfgangsvault.com/">Wolfgang's Vault</a>」の新たなラインナップを見て、思わず顔がほころんだ。Hot TunaにWarren Zevon、それにLevon Helm & The RCO All Stars!まるで、誕生日の前祝いをしてくれているような顔ぶれ。SRVMuddy Watersもいる。どれから聴こうか迷った結果、Hot Tunaを選んだ。1988年3月4日、フィルモア・オーディトリウムでのライヴだったから。確かその頃、Bill Grahamがフィルモアを復活させたんじゃなかったっけ?もしや、これがリニューアルのこけら落とし?私にとって「氷河期」だった80年代の出来事については、どうも記憶が曖昧になる。
セットリストを見ると、JA時代の「Martha」や「Volunteers」も入っている。まさか、それらをJormaが歌うわけがない。早速聴いてみると、なんと、Paul Kantnerもゲスト参加していた。それだけではない。「Good Shepherd」では、Graceまでコーラスをつけていた。1度Tunaを離れたPapa John Creachも戻っていた。1stでハーモニカを吹いていたWill Scarlettまで現れた。
これが、翌年行なわれたJAの(不完全な)リユニオンにつながったということだろうか?でも、この時のライヴは、リユニオンの何倍も活気があった。JAとは無関係の職人(?)ミュージシャンまで紛れ込み、色々な意味で不満だらけだったリユニオン・アルバムと比べると、まあ当然のことだろうけど・・・。